リノベーションを成功に導くための要望整理のコツ

何事においても「はじめが肝心」と言われるよう、成功するリノベーションの第一歩は、業者に的確に要望を伝えること。難しく考える必要はありません。プロのリノベーション業者なら、たくみに要望をくみ取ってくれるもの。ただそれでもやはり、ある程度リクエストや条件の整理は必要です。


今回はリノベーションを検討している方に向けて、要望整理のコツについてご紹介いたします。




■現状への不満・これからの希望をすべて洗い出す


もし現在お住まいの家をリノベーションするのなら、現状の建物への不満を書き出しましょう。新たに中古物件を購入する場合でも、事前の内見や間取り図があれば、ここを変えたいというポイントが見えてきます。次は、これからどんな暮らしを送りたいかという要望をリストアップします。


リノベーション会社が最も困るのが「なんとなく新しくしたい」という曖昧な要望。ご提案の手がかりになるものがないと、いざプランをつくっても「やはり気に入らない」と却下され、打ち合わせの回数が過度に増えると、別途費用がかかる場合もあるので注意しましょう。




■要望は惜しみなく、ただし優先順位をつけること


大切なのは、要望を惜しみなく伝えるということ。

リノベーション会社はお客さまのご要望をできる限り叶えようと努力します。したがって、「予算が足りなくなるかもしれないから、これはやめておこう」と、お客さまの胸の内ではじめから諦めてしまっては、プランに反映できません。お客さまが無理だと思っていらしても、意外と予算内に納まるというケースもありますので、まずはストレートに要望を伝えましょう。


ただその際には、必ず要望の優先順位を整理すること。

必ず叶えたいこと、できたらやりたいこと。最低でも2段階にわけて伝えると、お客さまご自身でもリノベーションで実現したい空間・暮らしが見えてきますし、リノベーション会社も提案がしやすくなります。




■お財布事情は正直に! 予算の目安を立てる


リノベーションに割ける予算も、初動段階からできるだけ正確に伝えましょう。

どのくらい借り入れができるかなど、お財布事情を見直して資金計画をきちんと立てておくことも必要です。

予算の考え方には2タイプあります。一つは、必ずこの予算内で納めなければならないというケース。そしてもう一つは、理想のリノベーションを叶えるためなら当初の予算を多少超えても実現したいというケースです。


一つ目のケースは、リノベーション会社がお客様のたくさんのご要望を練りこんでも、いざ予算が足りないということになると、プランが無駄になってしまいます。決まった予算があるならばそのなかで、最大限ご希望を反映したプランを提案しますので、そのためにも要望の優先順位を決めておくことは大切です。


二つ目のケースについては、この範囲内で納めたい予算額と、オプションの要望を叶えるためならここまで出せるという予算額、両方を提示してリノベーション会社と相談するとよいでしょう。




■予算を左右する設備刷新・性能アップは早めに相談を


もう一つのコツは、設備です。キッチンや浴室などの水まわりや、断熱・耐震などの性能アップはリノベーション費用を大きく左右します。

特に設備は、実際にショールームなどで最新のタイプを見てしまうと、新しいものに変えたくなってしまうもの。当初の予算計画に大きな影響を与えるので、既存の設備をそのまま使うのか、新しく交換するのならどのようなものにしたいのか、早い段階で決めておくのが得策です。


千葉県市川市に拠点を構え、市川市や浦安市、船橋市などでもリフォームやリノベーションの工事を行っている「ノア・スタイル」では、お客様一人ひとりに寄り添いながら一緒に住まいや店舗を創り上げていくことを大切にしております。ちょっとしたご相談からでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。