とかくおっくうで手つかずになりがちなのが、水まわりの掃除。特にトイレはやらなければ……と思いながら、なかなか腰が上がらないという方も多いことでしょう。
とある大手住宅設備機器メーカーの発表によると、トイレ掃除で大変なのは、ガンコな水垢や黒ずみ。またにおいがいつまでも残ってしまう、立って用を足した時の飛沫で床や壁まで汚れてしまう、といった不満をユーザーは抱いているそうです。
人は1日およそ7回、1年で2,555回もトイレに行くそうです。お仕事や子育など、毎日の家事を切り盛りするだけでも大変なのに、毎日、便器のみならず床・壁まで掃除するのは、なかなかにハードなもの。今回はトイレ掃除が楽になるリフォームをご紹介いたします。
■進化するトイレで掃除も手間いらず
大半のトイレは陶器でできていますが、陶器製の便器はヒビが入らなければ100年以上もつとも言われています。しかし劣化するのが、タンク内に使用されている部品や、パッキン、配管など。使用に耐えうるのは、おおよそ20年ほどでしょうか。また陶器製の便器自体は物理的に使えたとしても、使い込んでいくうちに汚れや黄ばみが目立つようになってきます。現実的な使い勝手を考えると、20年程度で新しいものにリフォームするのがオススメです。
最近はトイレにまつわる技術が格段に進歩。省エネ機能も向上しており電気代・水道代ともに、かなりおさえられるようになりました。また、汚れがたまりやすく掃除しにくい便器のフチをなくした形状が一般的になりつつあります。
■最新型トイレは、清潔でおしゃれがスタンダード
メーカーによっては、水を流すたびに黒ずみのもとになる菌を除菌してくれる抗菌効果をもつ水を使用したものや、強力な水流が便器内のすみずみまで回り、少ない水で効果的に汚れを落とせる洗浄方式を採用しています。
また便器そのものも、表面をナノレベルでなめらかにすることで汚れを落としやすくする工夫を施したものや、水垢の固着を化学的に防ぐ新素材を採用した製品も登場しています。
汚れがたまらなくなれば、イヤなにおいに悩まされること格段に少なくなります。プラズマクラスターイオンを採用し、においの発生をおさえるシステムを取り入れた商品も発売されています。
また排水も新たな仕組みが開発され、従来便器の後ろにあったタンクをなくし、水道直結で水を流すタンクレストイレが各種メーカーから発売されています。タンクと便座部分の段差がなくなったことにより掃除もしやすく、見た目にもすっきりとおしゃれなので人気を博しています。
■便器だけでなく空間も見直して快適性アップ
トイレ掃除をストレスに感じられている方や古さが気になる方は、最新型のトイレにリフォームすることをオススメします。便器自体の交換だけでなく、トイレの壁に汚れにくいタイルや、脱臭機能の高い左官材やクロスを使ってプラスアルファで清潔感をアップするとよいでしょう。好きな柄のクロスや塗装を用いて自分好みの仕上げにするのも楽しいですよね。また便器だけでなく、トイレの手洗いをベッセル式など据え置きタイプにしてみると、ホテルのような雰囲気になって気分がぐっと上がります。お子さんやご年配のご家族がいるようでしたら、手すりやちょっとした棚をつくって使い勝手を向上させるなど、トイレ空間もあわせて見直してみましょう。
トイレのリフォームは、それほど日数を要するものではありません。千葉県市川市に拠点を構える「ノア・スタイル」では女性ならではの視点を大切にした、きめ細やかなリフォームをモットーとしております。日々の暮らしをより快適にしたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。