リノベーションを行う際に近隣の方とトラブルになりがちなのが、工事の音や人の出入りです。特にマンションにおいては、お隣との距離が近く、上下階にもお住まいの方がいるため、一戸建てに比べて注意を払う必要があります。
今回はマンションのリノベーションに際して、近隣トラブルを避けるポイントをご紹介いたします。
■多くの住人がいるからこそ、気をつけなければならないこととは?
まず知っておくべきは、マンション・リノベーションにおいては、さまざまな方が暮らしている中で工事を行わなければならないという点です。多くの方が暮らしているからこそ、マンションの管理規約や管理組合というものが存在します。したがってその規約の範囲で工事を行わなければならなかったり、管理組合と工事内容や日程確認を行わなければなりません。
リノベーション会社にも、一戸建てを得意としていると業者とマンション工事に長けている業者とさまざまです。マンションの場合は工事時間や搬入の際のエレベーターの利用でも注意を払う必要があるため、マンションのリノベーションに慣れていない業者に依頼してしまうと思わぬトラブルを引き起こしかねません。
■トラブルの種は、工事を行う時間と騒音。クレームを防ぐコツは?
リノベーションの際にトラブルになりやすいこととして、「工事を行う時間」と「騒音」の二つが挙げられます。
平日の日中であれば、お仕事などで近隣の住人が留守にしていることが多いためトラブルを回避しやすいものですが、小さなお子さんやご病気の方がいらっしゃったり、夜勤で日中は寝ていらっしゃるというケースも。事前にご挨拶をしてご事情を把握し、できるだけ配慮するようリノベーション会社と相談しましょう。
騒音に関してはなかなか避けられるものではないので、工事直前に告知するのではなく、工事がいつから始まるか、そしてどのくらいの期間にわたって行うのか、複数回にわたってお知らせしておきましょう。
ただ、工事では毎日大きな音を立てるわけではありません。誠実なリノベーション会社ならば、「この日の午後は大きな音が出て、ご迷惑をおかけします」など、事前に近隣へことわりを入れて、トラブルを回避してくれます。
■やむをえない工事日程の変更も。事前の心配りが大切
リノベーション工事では、「開けてみないとわからない」ということが多々あります。特に築年数が古い物件でこの傾向が高く、壁や床を剥がしてみたら想定外の工事が発生することも。したがって、工事内容すなわち日程が変更になる可能性もあり得ます。
できるだけ綿密にリノベーション会社と打ち合わせを重ね、近隣の方にストレスを与えず工事を進められるように、施主側としてもできるだけ配慮を心がけましょう。
最近ではコロナウィルスの影響で、中国で生産している大手メーカーの設備機器の納入が遅れているという工事現場もあります。振り返れば東日本大震災の際は物流がストップし、首都圏の工事現場でも竣工が遅れたケースが多々ありました。台風や水害など昨今の天災のように、物流が妨げられ工事計画が影響を受けるなど、施主側・リノベーション会社でもいかんともしがたい状況が生じるかもしれませんが、こうした時こそ、事前の心配りの有無が問われるものです。
■マンション・リノベーションは実績ある業者への依頼が正解
このように一戸建てに比べて、マンションのリノベーションには配慮しなければならない点が数多くあります。工事中に近隣の方にストレスを与えては、工事完成後の近隣との人間関係に悪影響を及ぼしかねません。
せっかく素敵にリノベーションをしても、まわりの住人から白い目で見られては、住み心地も半減してしまいますよね。したがってマンション・リノベーションは、できるだけマンション事例を多く手がけているリノベーション会社に依頼することをおすすめいたします。
市川市に拠点を置く「ノア・スタイル」では、これまで数多くのマンションリフォーム・リノベーション施工に携わってまいりました。ホームページのギャラリーには、施工物件の写真も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
リノベーションに関して気になることやお困りごとがございましたら、ささいなことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。