電子レンジや冷蔵庫などの家電に寿命があるように、住宅設備にも耐用年数という、使用に耐えうる年数の目安があります。
日々使うキッチンも同様で、キッチンの耐用年数は一般的に10〜20年と言われていますが、キッチン本体が寿命を迎えて壊れてしまうというより、レンジフードや水栓、コンロなどのパーツが劣化して故障が重なるというケースが大半です。
そこで今回は、キッチン・リフォームを検討するタイミングや、新しいキッチンをどのような視点で選べばよいかについてご紹介いたします。
■キッチン・リフォームの適切なタイミングはいつ?
キッチン・リフォームの理由として挙げられるのが、小さな不具合の積み重なり。キッチン本体の問題というより、設備や機器などのパーツに不具合が生じたり、全体的に古びた感じがして気持ちよくキッチンに立てない、最新のキッチンに交換して家事の時短をはかりたい……といった理由が大半です。
洗濯機やクーラーなどの家電を新しくしたいと言うと、壊れていないからまだ使えるじゃないか、とご家族の反対にあうことがありますが、キッチンは暮らしを支える要。パーツの故障が重なったり、使い勝手の悪さを感じたり、気持ちよくキッチンに立てないようなら、それがリフォームのタイミングと考えてください。
たとえばパーツによっては不具合が起こった箇所の修理・交換もできますが、一カ所直しても次に別の設備に支障が生じてしまうことも。修理費用がかさむばかりで本質的な解決にはならず、いっそキッチンそのものをリフォームしたほうがよかった、ということにもなりかねませんので、潔くリフォームに踏み切るのがおすすめです。
■新しいキッチンを選ぶ上で考えておきたいこと
ではキッチンをリフォームするにあたり、どのような基準で選べばよいのでしょう。
選ぶポイントとしてはまず、キッチンの形状・スタイルそのものを変えるのか、形状・スタイルはそのままに設備や仕様をグレードアップするか、というところからはじめてみましょう。そのためには、今のキッチンに感じている不満を書き出してみるとよいでしょう。
たとえば配膳や片付けがしにくかったり、家族に背を向けて家事をするのに寂しさを感じていたようなら、キッチン動線から見直すことが必要です。対面式キッチンにしてコンパクトな動線で、ダイニングテーブルとの距離感を近づけるとよいでしょう。もっと料理にこだわりたいというのならL型キッチンもおすすめです。
■システムキッチンを選ぶか、リフォーム業者とデザインするか
形状・スタイルはそのままに設備や仕様をグレードアップしたい場合、選択肢は二つあります。まず一つはメーカーのシステムキッチンから選ぶ方法、そしてもう一つはリフォーム業者に依頼する方法です。
前者についてはメーカーが開発した最新の設備機器や汚れにくい仕様のカウンターなど、性能の高さが魅力。ただカタログから選ぶことになるので、デザイン的にこだわりがある方は物足りなさを感じる場合も。また総じて価格が高くなる傾向があります。
リフォーム業者に依頼する場合は、きめこまやかな意向を反映したオリジナルのキッチンが可能です。システムキッチンでないと設備的に劣るのでは? と心配しなくてもだいじょうぶ。水栓やコンロ、フードやカウンターの素材など、こだわりのものをメーカーの枠組みにとらわれずに組み合わせることも可能です。またカウンター下をタイル貼りにしたい、家電を見せないようなデザインにしたい、収納をもっと増やしたいなど、デザインの自由がきくのも魅力です。
市川市に拠点を構え、市川市内、浦安市、船橋市などでリフォーム・リノベーションを手がけている「ノア・スタイル」は、女性ならではの視点で、それぞれの暮らしにあった住まいをご提案させていただいております。メーカーのカタログを見ても決めきれない、現状に不満はあるけれどもどのようなキッチンにしたらよいかわからない、などお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。