中古マンションのフルリノベーション、成功させるコツとは?

少子高齢化を考えると、子どもが巣立った後は家事ラクでコンパクトに住みたい。一戸建ては年をとった時に掃除や上り下りが大変そうで……こうお考えになる方も多く、今、中古マンションのフルリノベーションのニーズが高まっています。

中古マンションは一戸建てとは異なる制約もありますが、自分の「好き」が詰まった暮らしを予算面でも実現しやすいのがうれしいところ。

今回は、中古マンションのフルリノベーションを成功させるポイントをご紹介します。



■中古マンションを購入してフルリノベーションする魅力とは?



中古マンションを購入する何よりのメリットは、新築よりも物件購入費がお得なこと。その浮いた費用で、自分好みのデザインに空間を変えられます。


新築マンションは購入費がかかることはもちろんですが、間取りがすでに決まっているために、入居当初は設備の目新しさに惹かれても、いずれ暮らしに不自由さを感じるようになる人も。

またマンションによっては竣工より時を経たことで周辺環境が成熟し、落ち着いた住環境が形成されていたり、豊かな緑に囲まれた暮らしをかなえることも可能です。




■できること、できないことを知っておく



ただし中古マンションのリノベーションでは、制約もあります。


まず手を入れられるのは「専有部分のみ」であることを心得ておきましょう。

専有部分とは、躯体の内側の実際の居住スペースのこと。したがって住戸の玄関の外や廊下は手を入れることができません。バルコニー・テラスや窓、室外機置き場、玄関扉の錠、インターフォンなども共有部分に該当します。

とはいえ、専有部分と共有部分の規定はマンションによって曖昧なので、購入前に管理会社にきちんと確認しておくことをおすすめします。


またキッチンや浴室などの水回りの移動は、床下の配管をどこまで動かせるかが鍵。換気扇や排水管を長く伸ばししすぎると性能が落ちる可能性もあります。また配管が天井・床下どちらを通っているかでも、水回りのリフォームの自由度は異なるので、こちらもチェックしておきたいところ。


管理規約による床仕上げの変更の可否(https://noah-style.co.jp/blog/magazine/116269)や、構造のタイプによる間取り変更の自由度(https://noah-style.co.jp/blog/magazine/108653)も、あわせて調べておきましょう。




■リノベ会社への早めの声かけが成功の鍵



このように中古マンションは制約が発生するケースもあるため、物件を購入してから「思っていたリノベーションができない」ということは絶対に避けたいものです。

そうした事態を避けるために、早期段階からリノベーション会社に声がけをしておきましょう。不動産業者はリノベーションのプロではないので、やりたいリノベーションができるかどうか見極めることができません。


また中古マンションのリノベーションでは、物件購入の申し込みとローンの手続き、リノベーションの見積もりの三つが同時進行し、その猶予はなんと約1週間という短時間。この段階で迷っている余裕はないので、信頼できるリノベーション会社に依頼をすることが成功の鍵です。




■フルリノベーションをお考えの方はノア・スタイルまでご相談を



満足度の高いリノベーションの実現には、賢く適切な予算分配が重要です。

リノベーションを考える際、まず要望をすべて洗い出し、「必ずやりたいこと」「できたらやりたいこと」の二つに分けて、優先度の高いほうを中心にプランをつくっていきましょう。

特に設備関係はグレードや工事内容で予算が左右されるので、初期段階で方向性を決めておくことをおすすめします。


もしもリノベーション会社からの出された見積もりを高いと思ったら、どこにお金が掛けられているのかチェックしましょう。それが要望をかなえるために必要な費用であったら、支払う価値があると考えてみてください。



千葉県市川市に拠点を構える「ノア・スタイル」では、それぞれの暮らし方にあった空間こそが本当に心地よい住まいという考えのもと、お客さま一人ひとりに寄り添ったプランニングを心がけております。


これから長い時間を過ごすお住まいだからこそ、ちょっとしたひと工夫を凝らしたり、さまざまなご提案をすることで、安心して快適な家づくりのお手伝いができればと思っております。中古マンションや一戸建てのリノベーションにご興味のある方は、お気軽に「ノア・スタイル」までお問い合わせください。