中古マンションを購入してリノベーションする際の注意点とは?

住み替えをしたいけれども、新築を購入するよりリノベーションでライフスタイルにあった住まいにしたい。ただし将来を考えると、マンション暮らしのほうが階段を上り下りする一戸建てに比べてラクだろうし、中古物件の価格も下がってきている……。


こうお考えになって、中古マンションのリノベーションに踏み切ろうとされる方も多いかと思います。

そこで今回は中古マンションを購入してリノベーションする際に注意すべき点、また購入する物件のポイントなどをご紹介いたします。




■値崩れしにくい築年数は20年程度。ただし性能は要チェック!


まず中古マンションを購入する際の注意点ですが、ポイントとなるのは「築年数」です。

中古マンション市場において、お買い得といわれているのが築20年の物件。

マンションは築年数を経るごとに資産価値が下がっていきますが、築20年を過ぎると下がり方のペースが落ち、資産価値が大きく変動するということがありません。


ただし現在から数えて20年前となると、2000年前後の物件になります。1981年の耐震に関する基準法改正はクリアしていますが、1999年の省エネ基準改正による断熱性能の向上については微妙なところです。マンションの建設期間は規模にもよりますがおおよそ8カ月前後と言われていますので、改正が告知された時にすでに工事が始まっていると、この省エネ基準を満たしていない可能性もあります。

また2003年には24時間換気システムの設置が義務化されていますので、こちらもあわせて確認しておくとよいですね。




■やりたいリノベーションができるのか、管理規約や修繕計画を確認



また中古マンションを購入する上では、思い通りのリノベーションが物理的に可能かどうかも大切なポイント。マンションの構造によっては、間取り変更が難しい場合もあります(https://noah-style.co.jp/blog/magazine/108653)。

そして必ずチェックしたいのが、マンションの管理規約。防音規定の関係からむくのフローリング材が使えないといった制約もあるので、購入前に確かめておきましょう。

また長期修繕計画表や修繕積立金も確認しておくとベター。修繕積立金の設定があまりにも安いと、のちのち修繕費の大幅な値上げがある可能性もあります。

そのほか、植栽やゴミ置場、エントランス、廊下、階段など共用部分がきちんと手入れされているかも見ておきたいですね。住民のモラルや管理会社の姿勢がうかがえます。




■人気の物件は争奪戦! タイミングよくおさえるコツとは?



中古住宅のマーケットは流動的で、人気がある物件はすぐに売れてしまいます。ただし中古といえども決して安い買い物というわけではありませんから、じっくり考えて決断したいですよね。


賢い進め方としては、物件購入前に信頼できるリノベーション会社を先に決めてしまうこと。リノベーション会社といっしょに物件を見ることで、思い描いているリノベーションが可能かどうか、あるいはおおよその予算内におさまりそうかなどがわかります。

そして良物件に巡り合ったら、購入申し込みをして契約意思を示しましょう。この時点で申込金・キャンセル料は不要。ただし物件を押さえている状態になるため、曖昧な気持ちで物件をキープしては不動産業者や売主に迷惑がかかるということは、心得ておきましょう。




■何のためのリノベーションか、率直にプロに相談を



中古マンションを選ぶ際には、何に軸を置いてリノベーションをするかが重要です。

もし、終の住処にするつもりがなくいずれ転売も視野に入れているようならば、資産価値の判断もしておきたいですね。値崩れしにくい条件などを、事前にプロに相談しておきましょう。



市川市に拠点を構える「ノア・スタイル」では、市川市内、浦安市、船橋市などでマンションや戸建てのフルリノベーション、リフォームを手掛けております。

物件取得に関するご相談から、取得後どのようにご自身たちらしい物件にしていくのかについても、お気軽にご連絡ください。