昨年は、新型コロナウイルスの影響で物件見学の機会が減ったこともあり中古マンション売買市場はやや停滞気味でしたが、ワクチン接種の開始などもあり、これから売り出し物件の増加が予想されます。
また同じような条件の物件でも、取引価格には差が見られるとの見解もあり、これは個別案件としては、良いものが出てきていることを意味します。
もう一つ気にしておきたいことが、2年3カ月ぶりに0.1%上昇した長期金利。これから金利の上昇が継続していくのではないかという声もあります。
すなわち中古マンションを購入してリノベーションをするなら、物件探し・金利面において、今がベスト。良い物件が出てくるまで待つよりも、積極的に動いてみましょう。
今回は、中古マンションを購入&フルリノベーションするメリットについてご紹介します。
■フルリノベーションがおすすめなのはこんな方
新築マンションか、中古を買ってリノベーションするか、迷っている方は多いことかと思います。
たしかに設備面では新築マンションに分があると言えるでしょう。ただし設備は中古マンションのフルリノベーションでも、好みかつ最新のものに交換できます。
「好み」というのは、中古マンションの大きなメリットで、立地やデザイン・間取りなど、自分のセンスやライフスタイルにあわせてつくり替えることができます。
対して新築マンションは不特定多数を想定してつくられているため、自分らしさというものは望めません。
実際に新築のタワーマンションを購入した方が、住んでいるうちに違和感を覚えて、築40年ほどの中古マンションを購入し、フルリノベーションしたという例もあります。
また新築市場は購入した段階で値下がりが始まってしまうのに対し、中古マンションは築20年ほどのものなら値崩れがしにくいという特徴も(中古マンションを購入してリノベーションする際の注意点とは?)。
中古は新築に比べて物件価格も安価で、エリアの選択肢が幅広いことは言うまでもありません。
すなわち中古マンションのフルリノベーションは、資産価値的に損をしたくない人や、自分らしいライフスタイルを実現したいというに向いていると言えます。
■フルリノベーションでできること・できないこと
フルリノベーションではインテリアを好みのデザインで仕上げたり、間取りを一新して自分のライフスタイルに合った暮らしを営むことができます。
中古マンションで気になるのが断熱や防音など性能ですが、内窓をプラスして二重窓にしたり、床・壁に断熱材や防音材を加えることも可能です。
ただしできないことがある場合も、心得ておきましょう。構造種別による間取り改変の自由度や、水まわり設備の移動の制限、またマンションの管理規約によっては床仕上げが限定されることもあります。
また窓やベランダ、玄関扉などは共用部分に該当するため、ここはリノベーションで変えることはできません。(中古マンションのフルリノベーション、成功させるコツとは?)
■フルリノベーションを成功に導くポイント
このような事態を避けるためにも、「どのようなライフスタイルを送りたいか」ということを初期段階から明確にして、早めにリノベーション会社を決めるのが成功のコツ。リノベーション会社に相談せずに物件を購入してしまうと、思い描く家づくりができない場合もあります。
また賃貸暮らしの場合、ローン契約をした時点で返済が始まりますので、契約後、スムーズに工事に入れるようリノベーション会社とプランをしっかり詰めておきましょう。工事期間が長くなるほど、現在の家賃とローンの二重払い期間が長くなってしまいます。
リノベーションはプランづくりも大切ですが、同じくらいお金のダンドリも大切。
ただ物件購入のためにローンを組んだり、契約を交わすのは大半の方にとって初めての出来事で、いざその段階を迎えないと、何をしてよいかわからないことも多々あるかと思います。
市川市を拠点に市川市内、浦安市で設計・施工を手がける「ノア・スタイル」では、「初めてのフルリノベ」も手厚くサポート。女性目線のきめ細やかな提案力とデザイン力、そして確かな技術力により、お客様のニーズを実現するリフォーム・リノベーションを得意としています。リフォーム・リノベーションをお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。