リノベーションと建て替えのメリット・デメリットを解説!あなたに合った選択肢は?


「一生に一度の買い物」と言われる住宅は、一度購入したら住み続けることが一般的です。しかし、家族構成や建物の使い方、身体の動かし方は年月とともに変化していきます。以前は、使いづらくなった住宅は建て替える選択肢しかありませんでした。

近年建てられた住宅は、品質が高く、高寿命化が進んでいます。ライフスタイルに合わせて、使える部分を残して大切に使い続ける方法の一つとしてリノベーションがあります。リノベーションは、数年前、ドラマの題材として取り上げられるなど注目を集めている、大規模な建物の修繕工事です。

そこで今回は、リノベーションと建て替えを比較しながら、お住まいをより快適にする方法として、どちらがおすすめか解説します。




■リノベーションと建て替えはどう違う?



お住まいを今お持ちのニーズに合わせて作り変える方法は「リノベーション」と「建て替え」の2つに分けられます。

リノベーションとは、建っている住宅の基礎や柱などの構造を支える部分を残して内装や内壁を解体して、建物に付加価値をつけて作り変える工事をいいます。構造材の劣化部分を修繕する、断熱や換気工事を新調する、今の建物の構造をベースにして間取りを変える、内装や外装を変更する、増築するなど、様々な工事をすることができます。今のお住まいを改善するだけでなく、中古住宅を検討する際にご自身の好みに合わせたリノベーションをしてから住むというスタイルも一般的になっています。


建て替えとは、建っている住宅を全て解体して、一旦何もない状態に戻してから新築する方法です。ゼロから間取りのプランニングやインテリアを決定して工事を行います。




■リノベーションのメリット・デメリット



リノベーションのメリットやデメリットについて解説します。



・既存の住宅の良いところを活かすことができる

壁紙やフローリングなどおもてに出ている部分は、住み続けるうちに汚れが溜まっていきますし、水回りの住宅設備も経年劣化します。しかし、品質の高い住宅は、建物を支える構造部分は何十年もそのまま使い続けることができます。また、古民家などを購入してリノベーションを行う場合、梁や柱などを残してそのまま利用できるので、昔ながらの趣を保ったまま、使い勝手の良い動線や収納を確保した間取りを考えることも可能です。



・建て替えと比較すると工期が短い

骨組みや基礎を残して再利用するので、建て替え工事に比べて短期間で工事ができます。大幅な変更を加える場合でも仮住まいの期間も短く、工事内容によって手を加えない部屋がある場合など、家具や荷物を家の中に置いたままにすることもできるので。引越しの手間も軽減することができます。



・建物の構造によって、全ての希望を叶えられない場合もある

建物の構造によっては、希望通りにいかない場合もあります。例えば、リビングで柱のない大空間や大きな吹き抜けを希望した場合、どうしても撤去できない壁や柱、梁がある場合、実現できません。構造に影響のない範囲で工夫した代替案を採用する必要があります。




■建て替えのメリット・デメリット



建て替えのメリットやデメリットについて解説します。



・自由なプランニングが可能

基礎まで全て解体するので、まっさらの状態から自由なプランニングができることは大きなメリットです。



・建て替えできない場合もある

築年数の経っている建物は、現在の建築基準法では家が建てられない土地に建つ「再建築不可物件」の場合があります。特に多いのが、「接道義務」をクリアしていない土地です。災害時の避難経路や緊急車両が通る経路を確保するため、住宅用地は4m以上の道路と敷地が2m以上接する必要があります。このような建築基準法施行前につくられた建物は、解体してしまうと建て替えすることができません。



・リノベーションと比較して、コストがかかる

建物の新築費用に加えて、既存建物の解体費用や廃材の処分費用が掛かります。また、不動産取得税や登録免許税といった税金の納付も必要です。




■あなたに合うのはリノベーション?建て替え?



それぞれのメリット、デメリットを比較されてみて、ご自身にぴったりくるのはリノベーションと建て替えのどちらでしょうか。



・リノベーションがおすすめの人

築年数が50年以下の建物で基礎や躯体がしっかりしている場合や少しでも早く住みたい場合はリノベーションがおすすめです。現在の建物を活かして、家族の今の暮らしに合わせて作り変えることができ、まるで新築のようなによみがえらせることができます。

また、今の建物に思い入れが大きい方や年数の経った建物の味を大切にしたい方はリノベーションが最適です。今の家の雰囲気を保ったまま、耐震性能や断熱性能を補強して、暮らしの質を高めて住み続けることできます。



・建て替えがおすすめの人

2世帯住宅を建てる場合など子ども達に家を残したい場合、建物の構造や地盤に不安がある場合、制約のない自由な設計を希望する場合は建て替えがおすすめです。

特に、年数の経った建物の場合、シロアリ被害などによる構造材の劣化や、元々の建物の構造や耐震性能が大幅に不足していることもあります。また、不安定な地盤の土地の場合、基礎や地盤にも補強する必要が出てくるケースもあります。その場合も建て替えを検討しましょう。




■築古のリノベーションやフルリフォームを検討している方はノア・スタイルにお任せください!



リノベーションと建て替えのメリット、デメリットについて解説しました。お住まいの建物の状態やお客様のニーズによってどちらが最適かは異なります。

特に建物の構造や地盤の状態の判断は専門家へ相談することが必要不可欠です。


ノア・スタイルでは、耐震診断士の有資格者が在籍しているため、現地調査やデータに基づいた客観的な判断によるアドバイスをしています。

また、ノア・スタイルの強みの一つは、女性である代表が自らプランニングをしていることです。女性の視点で家事導線や収納の配置、プライバシーの確保などにこだわったご提案をしています。リノベーションの場合、手を加えた部分と加えない部分をうまく調和させられるかという心配もよくお聞きしますが、家具・インテリアのコーディネートもしているので、統一感のある雰囲気を演出できます。

「スローライフ」をコンセプトとしており、時間が経過しても「好き」と思える快適な住空間を保てるようなリノベーションを提案しています。


このように構造などハード面でも、暮らし方や使い勝手といったソフト面でも、お客様に寄り添った提案が可能です。リノベーションを前提とした中古住宅をお探しの方は物件探しのサポートも承っております。リノベーションをご検討されている方はぜひお気軽にご相談ください。


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