皆さんこんにちは。
千葉県市川市を拠点に、市川市内、浦安市などで住宅や店舗のリノベーションを物件探しから設計・施工監理まで手掛けている「ノア・スタイル」です。
住まいのフルリフォームやリノベーションを計画する際、デザインや間取りづくりに夢中になるあまり、つい後回しにしがちなのが「工事中の仮住まい」の問題です。
しかし、実はこの仮住まい計画こそが、リノベーション全体の満足度を左右する重要なポイント。簡単なリフォームなら住みながらの工事も可能ですが、理想の暮らしや空間をかなえるフルリフォームやリノベーションでは、基本的に仮住まいが必須となります。
今回は、仮住まいの疑問や不安を解消できるよう、その選び方から費用、注意点までを徹底的に解説します。
■どのくらいのリフォーム期間から仮住まいを検討すべき?

結論から言うと、工事期間が1カ月を超えるような大規模なリフォームでは、仮住まいを強くおすすめします。一般的に、間取りやデザインを根本から変えるフルリフォームやリノベーションの工事期間は、2〜3カ月ほどかかります。
工事内容に合わせてその都度、寝る場所や居場所を変えて……というのは現実的に難しいので、仮住まいが必要になります。
特に、以下のような工事を行う場合は、住みながらの生活が困難になります。
● 水回りの全面工事:キッチンや浴室、トイレが長期間使えないと、日々の生活に深刻な支障が出ます。
● 間取り変更:壁の解体・造作には大きな音や大量のホコリが伴います。
● 塗装工事:塗料のニオイは、心身のストレスになるだけでなく、健康への影響も懸念されます。
部分的なリフォームであっても、工事エリアは使用が制限され、騒音やホコリは避けられません。心穏やかに工事期間を過ごすためにも、早めに仮住まいを検討しましょう。
■仮住まいの選択肢は?

仮住まいの代表的な選択肢は「ホテル」「マンスリーマンション」「知人宅」で、用途や期間、ライフスタイルによって選ぶことができます。
・ホテルの場合
即時入居が可能で、家具の準備や日々の清掃といった手間を気にせず過ごせるのが最大のメリットです。しかし、長期になると費用が高額になりがちで、自炊ができないため食費もかさみます。特に最近はインバウンド需要もあり、ホテル代は高騰傾向にあります。
・短期賃貸マンションの場合
キッチンがあり自炊ができるため、普段に近い生活リズムを保ちながら生活費を抑えやすいのが魅力です。家具・家電がそろっている物件が多く、家族とのプライベートな空間も確保できます。一方で、退去の際には原状回復が必要になるケースもあります。
・親戚・知人の家に同居
費用面で最もリーズナブルな選択肢ですが、生活リズムの違いからお互いに気疲れしてしまったり、プライベートの確保が難しかったりと、精神的な負担が大きくなる可能性も。お世話になるご家族との関係性を考慮して、慎重に判断することが大切です。
■仮住まいにかかる費用はどれくらい?

・ホテルの場合
ホテルの場合、市川市内のホテルの相場はビジネスホテルで1泊6000〜10000円程度、シティホテルで10000円〜というのが目安と言われています。ビジネスホテルは基本的に1人での利用が想定されていますが、最近は家族向けのプランも増えています。
とはいえ、一カ月で15万~30万円程度になるでしょう。
・短期賃貸マンションの場合
マンスリーマンションの相場は月額10万~15万円程度で、これに加えて光熱費や管理費、退去時の清掃費などが別途必要になる場合があります。契約前に総額をしっかり確認しましょう。
ホテルでもマンスリーマンションでも、宿泊費に加えて食費ほか生活費が必要になります。
また、仮住まい中の生活用品の調達費や引越し費用も必要になります。
これらの「仮住まい費用+引越し・準備費用」も含めて予算を組みましょう。
■仮住まいするにあたり知っておきたい注意点とは?
仮住まいをするにあたって、知っておきたいポイントを紹介します。
・工期が延びることも想定しておく
リノベーション工事は、どれほど優秀な会社でも、リノベーションでは壁や床を解体して初めて分かる構造上の問題が見つかることがあります。また、天候不順などで工事が遅れる可能性もゼロではありません。 マンスリーマンションの契約によっては、延長が日割りでできず、1カ月分の家賃を追加で支払うケースも。延長の可能性も踏まえ、契約条件を事前にしっかり確認しておきましょう。
・リフォーム内容によっては家賃の二重払いが発生する
中古物件を購入してリノベーションする場合、物件購入費用とリノベーション費用をあわせて、住宅ローンを借り入れることになります。
住宅ローンの支払いは物件の引き渡しの当月、あるいは翌月から発生します。
すなわちリフォーム工事期間中はローンの支払いが発生し、仮住まいもするので、家賃の二重払い状態になります。
住宅ローンを借り入れる以上、家賃の二重払いは避けられません。出費を抑えるためには、できるだけ効率よく、引き渡しから工事に入り、工事期間を短くすることがポイントとなります。
そのためには、設計・施工を一気通貫で手掛ける建築会社に依頼するとよいでしょう。工事現場で設計サイドでの検討が必要な事態が発生しても、スムーズに対応してくれます。
さらに、物件の購入段階から並走してくれる「ワンストップ型」の建築会社であると、理想的です。
ちなみに、持ち家をリノベーションする場合でも、持ち家のローン返済が残っている状態で仮住まいをすると、家賃を二重払いすることになるので注意しましょう。
・小さな子どもや高齢者がいる家庭の場合は……?
仮住まい生活では、幼い子どもにとって、これまでとは違う環境がストレスになることがあります。また通園・通学先から遠い場所に仮住まいをすると、送迎や登校がストレスになり、親も疲れてしまうので、注意しましょう。
ホテルよりもキッチンや洗濯機付きのマンスリーマンションを選ぶと、これまでの日常を再現しやすくなります。
ご高齢のご家族がいる場合は、仮住まい先がバリアフリーであるとよいでしょう。エレベーターの有無や浴室の床材の滑りやすさなどもチェックしておくと安心です。
■まとめ

理想の住まいを実現するフルリノベーションでは、工期が2〜3カ月に及ぶことも珍しくなく、その間の仮住まいの確保は必須です。
仮住まいは、単なる「一時的な避難場所」ではありません。リノベーションという一大プロジェクトを、家族みんなが快適に乗り切るための大切な「拠点」なのです。
だからこそ、計画段階から信頼できるパートナーを見つけることが何よりも大切。工事中に予期せぬ事態が起きてもスムーズに対応できる、設計者と施工チームの連携体制が良い建築会社に依頼しましょう。
会社によっては仮住まい探しをサポートしてくれる場合もあるので、積極的に相談してみてください。
「ノア・スタイル」では、しっかり予算をかけたフルリフォームのため、お引越しやコンテナ預かり、仮住まい探しのお手伝いといった、サポートサービスも充実させています。どうぞ安心してご相談ください。
■女性建築家在籍!市川市周辺でフルリフォーム・リノベーションを検討している方はノア・スタイルにお任せください!

千葉県市川市を拠点に、浦安市、船橋市、松戸市などをメインエリアとする「ノア・スタイル」は、適切な予算をかけた規模の大きなリノベーションを手がけています。
代表は女性建築家で、自らプランニングをしています。デザインだけでなく、女性ならではの視点で、お施主様に寄り添いながら、言葉だけでは表現できないご要望を汲み取り、ご提案いたします。
家具・インテリアのコーディネートも手掛けているので、伸びやかで美しいインテリア設計も得意とし、家事導線や収納の配置などきめ細やかな提案をしています。
設計・施工をトータルで管理しており、精度の高い空間づくりや、断熱リフォームなど、ハード面に強いことにも定評があります。
建築家と工務店、両方の良さを併せ持つのが「ノア・スタイル」の特徴です。
建築家ならではの優れたデザイン力や提案力で、お客さまも気づいていないニーズや物件のポテンシャルを引き出します。さらにそのイマジネーションを、精度高くかたちにできるように、長年タッグを組んでいる施工チームとスムーズに連携を図ります。
“いい住まい、いい暮らし”をいかに実現するかを競う、 業界最大級の住宅施工例コンテストで、「地域優秀賞」も受賞しており、デザイン力・施工技術・提案力も評価をいただいております。
》LIXILメンバーズコンテスト2023にて「地域優秀賞」受賞
リノベーションはもとより建て替えや新築にも対応しているので、ご要望・予算・住宅の状態を擦り合わせながら、最適なご提案をいたします。
理想の暮らしと空間づくりのために、トータルで併走いたしますので、適正コストをしっかりと掛けて、デザインにこだわった家に住みたいとお考えの方は、どうぞお問い合わせください。
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