気候が良く過ごしやすい時期になりました。
ただし備えあれば憂いなし……と言うように、より快適な暮らしを送るためには、住まいを見直して梅雨の準備を始めておくべき。リフォームのための打ち合わせや工事の日数を逆算すると、梅雨対策は今、動くのがベストです。
今回は梅雨前にチェックしておきたい住まいのポイントをご紹介します。
■まずは雨に耐えられる住まいかをチェック
昨年、静岡県熱海を襲った土砂災害は線状降水帯による大雨が一因ですが、線状降水帯は梅雨終盤に発生しやすい傾向があります。日本列島上空の梅雨前線に湿った温かい空気が吹き込み、積乱雲が次々と発生し、その積乱雲が束になって激しい雨となる……というのがその仕組み。
したがって梅雨対策は豪雨対策と表裏一体でもあるのです。まずは雨漏りの対策ができているか、チェックしましょう。
雨漏りによるシミのような、天井や壁など目に見えるところにサインが出ていたら要注意。気づいた時には水が家の内部に浸み込んでいて、家を支える構造材を腐らせてしまっている可能性もあります。
築年数が15年を超えている住まいは、この時期から特に注意をしたほうがよいでしょう。
また屋根や外壁塗装の見直しもお忘れなく。屋根はハシゴを掛けないと登れないので素人がチェックするのは危険ですが、外壁は指で撫でてみたら粉がつくチョーキング現象(https://noah-style.co.jp/blog/magazine/105552)や、退色・塗装の剥落・ヒビ割れなど、ある程度、目視で劣化が確認できます。
■湿気対策として断熱リフォームもおすすめ
梅雨や夏といった季節に湿気が溜まりやすいようなら、断熱材の見直しも検討してみましょう。
断熱材にはさまざまな種類が使われていますが、湿気を調整する調湿機能を備えているタイプもあり、湿度が高くなると室内の湿気を壁に取り入れ、湿度が低くなると水分を放出する効果をもっています。
断熱と聞くと、冬の寒さから家を温かく守ってくれるイメージがありますが、断熱は文字通り「熱を断つ」こと。夏の暑い外気も断ち切ってくれるので、湿気対策のみならず、夏を涼しく過ごす意味でも断熱リフォームは有効です。
■断熱リフォームとあわせてインテリアのリフォームで相乗効果を!
断熱リフォームをするならば、壁や天井を剥がすことになるので、せっかくなら仕上げの素材も調湿性が高い素材に変更すると相乗効果が期待できます。
湿度は体感温度を大きく左右し、同じ室温でも湿度が高いとより不快に感じてしまいます。
したがって室内には調湿性のある素材を使って、快適な状態を保ちましょう。
床・壁には珪藻土や漆喰などの自然素材、あるいは吸放湿性のある機能性タイルなど、床には無垢のフローリング材がおすすめです。
梅雨時や夏のジメジメだけでなく、乾燥しがちな冬は湿度を放出してて室内が乾燥しにくいという特徴もあります。
■築年数が経っている住まいのことならノア・スタイルにご相談ください
築年数が経ったお住まいでは、雨漏りの心配や暑さ・寒さの問題、湿気による不快感など、さまざまな問題が出てくることと思います。
梅雨対策のリフォームは梅雨時をしのぐだけでなく、住まいの安全性そのものを見直すことであり、1年を通じた快適性も担保することにもつながります。
ノア・スタイルでは間取りやインテリアのみならず、断熱や耐震など住まいのハード部分に関しても経験が豊富で、抜本的なリフォーム・リノベーションをご提案できるのが強み。
雨対策のリフォームは以前(https://noah-style.co.jp/blog/magazine/112779)でもご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。