断熱材は何がいいの?リノベーション時に選ぶべき種類や素材別の違いを紹介!


最近はZEH(ゼッチ=ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が普及したこともあり、断熱に関心を寄せる方が増えてきました。

国も断熱性の向上などで省エネ性を高めた住宅に対して、新築・リノベーションを問わず手厚く補助金制度を整えており、断熱性を高めることは、今やデザインや間取りを考えることと等しい家づくりの大切な要素と言えます。


事実、断熱性を上げると住まいのなかが外気温の影響を受けにくくなるなど、メリットがたくさんあります。

その断熱材には多くの種類があり、特徴もさまざま。今回は、リノベーションの際に選ぶべき断熱材の種類について、紹介します。




■断熱リノベーションを行うメリットとは?



断熱リノベーションを行えば、室内で過ごしていても外気温の影響を受けにくくなり、夏涼しく冬暖かく過ごすことが可能です。

外気温の影響を受けにくいということは、それだけエアコンに頼らずとも済む、ということ。これから電気代・ガス代が値上がりすることを考えると、光熱費の面でもメリットがあるのです。


また古い家の悩みとして挙げられる結露にも、効果があります。断熱材のおかげで壁や窓が冷えにくくなるので結露しにくくなり、カビやダニの発生も抑えられます。


さらに健康リスクの低減も期待できます。断熱リノベーションにより家全体がほぼ一定の温度で保たれると、血圧の急変動によって引き起こされるヒートショックの危険性も抑えられます。

ほかにもリノベーションで断熱性を改善すると、最高血圧が低下する、健康診断結果にも差がつくといった調査結果も公表されています。




■断熱材の種類はどんなものがある?それぞれの断熱材の違いとは



ではその断熱材には、どのような種類があるのでしょう。

カテゴリーとしては、「繊維系」「天然素材系」「発泡プラスチック系」の3つに大別されます。



・繊維系断熱材

鉱物やガラス、古新聞などを繊維状に加工した断熱材のことで、繊維の隙間に空気を閉じ込めることで断熱性能を発揮します。


・グラスウール

ガラス繊維を綿状にした断熱材で、広く使われてきた歴史があります。吸音性が高く安価であるのが特徴。防水性を確保する施工が奨励されています。


・ロックウール

石材を綿状にした断熱材で鉱物が原料なので、燃えにくく撥水性にも優れています。


・セルロースファイバー

古紙や段ボールなどを原料とした木質繊維系の断熱材で、素材自体が地球環境に優しく、吸放湿性があるのも特徴。木質というと火や虫害に弱いというイメージを抱くかもしれませんが、ホウ酸や難燃剤を混ぜ込むため、十分な耐火性や防虫効果をもっています。


・インシュレーションボード

木材を細かく粉砕し、接着剤や撥水剤などを混ぜ込んでボード状に成形した断熱材です。断熱性・調湿性・吸音性に優れています。



・天然素材系断熱材

天然素材を利用しているためややコストが高めな傾向がありますが、家の見えないところにも自然素材を使いたい、という場合に適しています。


・羊毛(ウールプレス)

羊毛の細かな繊維が絡まり合うことで断熱性をもち、調湿性能にも優れています。


・炭化コルク

ワイン栓に使うコルクの残りや廃棄品を蒸し焼きにしてつくった断熱材です。コルクそのもののヤニで固形化するので接着剤は不要。防音性・調湿性・耐腐食性・防虫性などに優れています。



・発泡プラスチック系断熱材

ポリスチレンやウレタン、フェノールフォームを原料とした断熱材で、軽量で加工しやすく、施工性の良さに定評があります。硬く小さな泡の集合体でできており、その泡には熱を伝えにくいガスが閉じ込められているため、高い断熱性能を有します。


・ポリスチレンフォーム

ポリスチレン樹脂を発泡成形した断熱材で、安価で施工性に富むのが特徴です。遮熱シートと併用するのが一般的です。


・硬質ウレタンフォーム

ポリウレタン樹脂を主成分とするスポンジ状の断熱材です。ボード状のタイプもありますが、最近は施工現場で直接吹き付けるタイプがスタンダードです。


・フェノールフォーム

フェノール樹脂に発泡剤と硬化剤を混ぜて成形した断熱材です。厚みが薄くても高い断熱性能をもち、防火性に優れています。


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■ノア・スタイルはお客さまに最適な断熱リノベーションを提案いたします



このように断熱材の種類は多種多様。どの断熱材を選べばよいか迷ってしまいますが、最適な断熱材は、物件の状態や工法によっても変わってきます。

また断熱関係の技術は日々進歩しています。インターネットで検索すると「よくない」と書かれている断熱材でも、情報が古かったり、施工がきちんとなされていなかったというケースもよくあります。そして断熱材そのもののスペックがよくても、施工がきちんとできていなくては断熱性能が発揮できません。まずは、信頼できるリノベーション会社に相談することをおすすめします。


千葉県市川市を拠点に、浦安市、船橋市、松戸市などをメインエリアとする「ノア・スタイル」は、家族にもっとたくさん笑顔が生まれるリノベーションがモットーです。

フル・リノベーションを得意としており、女性目線のこまやかなご提案はもとより、インテリア・プランニングから断熱・耐震改修のようなハード面まで、トータルで併走いたします。


ちなみに断熱リノベーションには「こどもエコすまい支援事業」という補助金があり、登録事業者による施工が受給条件の一つとなっていますが、「ノア・スタイル」は「こどもエコすまい支援事業」の登録事業者ですので、フル・リノベーションをお考えの方は、ぜひご相談ください。


中古物件の購入から考えていらっしゃる方には、物件探しからサポートが可能。

インテリア・コーディネーターとして、家具やインテリア雑貨のセレクトにも定評があり、その人らしさを宿したオンリーワンの空間をつくるお手伝いをいたします。

新築住宅の実績もあり、ゼロからオンリーワンの家をつくりたい、というご相談も承っております。

単なる模様替えではなく、抜本的に生活を変えて自分らしい暮らしがしたい、とお考えの方は、ぜひお問い合わせくださいね。


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