リノベーションで耐震補強を実現!耐震補強の重要性やリノベーションする際のポイントを紹介!

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皆さんこんにちは。


千葉県市川市を拠点に、市川市内、浦安市などで住宅や店舗のリノベーション工事を物件探しから設計・施工監理まで手掛けている「ノア・スタイル」です。


リノベーションを考えた時、物件購入費がリーズナブルで済むのが、築古の中古住宅の魅力です。

その一方で、古い家は耐震性が不安、と思われる方も多いことでしょう。

住宅が古くても耐震リフォームや、リノベーションによる耐震補強で、地震に対して強い家につくり替えることは可能です。


今回は、リノベーションで耐震補強はどのようなことができるのか、費用面やおさえておきたいポイントを紹介します。



■耐震補強の重要性



中古物件を購入するなら築年数的に狙い目なのが、築20年以上の物件です。さらに築30年、築40年……と古くなるごとに、物件費は安くなり、予算をリノベーション費用に回すことができます。

ただし注意したいのが、耐震基準。


現在、法律で制定されている耐震基準は1981年から施行された「新耐震基準」です。

新耐震基準は、さらに2000年になって改定され、これが現在のスタンダードになっています。


では、新耐震基準の住宅とそうでない旧耐震基準の住宅は、どのような差があるのでしょう。

2016年の熊本地震における建物の被害状況を、耐震基準ごとに調べたデータがあります。

それによると、以下のように被害状況に大きな違いが出たことが明らかになりました。



参考)国立研究開発法人建築研究所:平成28年熊本地震の建築物被害調査と 原因分析を踏まえた課題について


このように、旧耐震→新耐震→2000年の改定・新耐震と、基準が新しくなるごとに、耐震性は高くなっていることがわかります。


リノベーションを前提に中古物件を購入する場合は、築年数により耐震性能が異なることを、知っておきましょう。


ただし注意したいのは、新耐震基準や改定・新耐震基準だからといって、100%ではないということ。図面を役所に申請した時は耐震性能を満たしていても、きちんと施工されていなければ耐震基準を発揮できません。


また築20年の住宅は、改定・新耐震基準を満たしていますが、震度1程度の微細な地震のダメージを長年にわたって受け続けると、柱や梁などの構造材の接合部分がゆるんだり、たわんだりすることもあります。


そして建築基準法は、あくまで「使用者の生命を守る」ためのもの。全壊は防いだとしても、大破して家の中や家財がめちゃくちゃになっては、地震に強いとは言えませんよね。

したがって、新耐震基準を満たしているといえども、リノベーションの際に耐震補強は必要なのです。


中古物件を購入する際は「旧耐震」か「新耐震」に着目するのがポイントですが、旧耐震基準だからといってリノベーションによる耐震補強ができないわけではありません。

後述しますが、耐震リフォームで補助金を受ける場合は、「旧耐震基準で建てられた木造住宅」が対象となるケースが多いです。


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■リノベーションで耐震補強する際の方法は?



では、具体的にどのような方法で耐震性を向上させることができるのでしょう?



・壁の補強

まずもっとも重要視されるのが壁の補強・増設です。

これは純粋に壁の量を増やすことはもちろん、柱と柱の間に筋違という斜材を入れることで、横からの揺れに対して強い構造をもつ「耐力壁」をつくるというもの。そして「耐力壁」をどこか一部分に設けるのではなく、建物全体においてバランスのよい配置にすることで、家全体の耐震性を向上させます。



・接合部の補強

加えて「耐力壁」が効果的に機能するよう、柱梁と筋違・土台などの部材を、金物を使い緊結・補強することも推奨されています。部材の接合部が緩いと揺れた時に部材が抜けてしまい、十分な耐力を発揮できない場合があるため、金物の種類も具体的に指定されるようになりました。



・基礎や土台の補強

部材のみならず、建物全体を支える基礎の補強も重要です。既存の基礎に鉄筋が入っていない場合は、鉄筋コンクリートの増し打ちをして補強します。

屋根も耐震化を図ることができる部位の一つです。瓦葺きの重量のある屋根からスレートなどの軽い屋根に葺き替えることも効果的です。




■費用はどれくらいかかる?補助金は使える?



日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)によると、実際の木造家屋の耐震補強工事にかかる施工金額の平均額は、152万~189万円という数字が出ています。

築年数や家の広さで値段は上下しますので、あくまで目安とお考えください。


リノベーションで耐震補強を行う際は、補助金を利用することができたり、減税措置を受けたりすることができます。

各自治体のHPで確認できますが、「一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会」のサイトでも調べることができますよ。


ほか、所得税額の控除、固定資産税の減額措置、贈与税の非課税措置なども受けられるので、補助金や減税措置を上手に使って賢くお金を使いましょう。






■リノベーションで耐震補強を行う際のポイント



リノベーションによる耐震補強を行う場合、知っておきたいポイントがいくつかあります。



・フルリノベーションとセットで行う

耐震リフォームでは床・壁・天井を剥がすことになるので、せっかくなら仕上げを一新したり、設備を移設したり、間取りを変更したり、自分好みの空間にフルリノベーションするのが得策。

設備はお金が貯まったら、と小出しにリノベーションをするよりも、すべて同じタイミングで行うほうが、初期費用も節約することができます。


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・耐震診断を受ける

耐震リフォームにあたっては、まずは耐震診断を受けましょう。一般的には専門の調査員が屋内・屋外・小屋裏などに入り、施工の適切さや雨漏りの有無、劣化状況などを調べます。この耐震診断を受ける際に、自治体の補助金を活用することも可能ですよ。



・耐震診断士がいるリノベーション会社に依頼する

もっともおすすめなのが、耐震診断士がいるリノベーション会社に依頼すること。診断して終わり……ではなく、どのようなリノベーションが可能か考えながらチェックしてくれるので、より高い精度でリノベーションを行えるからです。


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■女性建築家在籍! 市川市周辺でリノベーションを検討している方はノア・スタイルにお任せください!



千葉県市川市を拠点に、浦安市、船橋市、松戸市などをメインエリアとする「ノア・スタイル」は、築年数が古い中古物件のリノベーションも得意としております。


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弊社代表の金子はお客様に寄り添いながら、住宅の構造・素材・収まりなどの細部に至るまでの総合的な空間デザインのプロとしてお客様が”永く、自身のご自宅に愛着を持てる”そんな空間の提案をしています。

また、女性ならではの視点での、きめ細やかな計画・設計をしているため、ご要望以上のご提案、お客様が気づかない部分への徹底したをプランをお作りします。


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》LIXILメンバーズコンテスト2023にて「地域優秀賞」受賞


家具・インテリアのコーディネートも手掛けているので、伸びやかで美しいインテリア設計も得意とするところ。家事導線や収納の配置などきめ細やかな提案をしています。


設計・施工をトータルで管理しており、精度の高い空間づくりや、断熱リフォームや耐震補強など、ハード面に強いのも強みの一つ。


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